ChatCutとCapCutの比較
ChatCutのAIエージェントは、言葉の指示に沿って自分の素材をタイムライン上で編集します。CapCutはテンプレート、エフェクト、スマホ中心のエディターが強みです。違いと、両方を組み合わせる方法をまとめました。
ChatCutチーム 更新日 ChatCutは当社の製品です。他社の情報は各社の公式ページに基づいています。
結論: 主にスマホで編集し、流行のテンプレートを使い、月額をできるだけ抑えたいならCapCutが向いています。無音部分のカット、字幕、タイトルカード、Bロールの追加といった多工程の編集を言葉で伝え、パソコンやClaude Code、CodexからAIエージェントに任せ、結果を手でも調整したいならChatCutが向いています。どちらか一方に決める必要もありません。ChatCut Desktopはタイムラインを編集可能なCapCutの下書きとして書き出せます。
どちらの製品も頻繁に更新されます。以下の料金とプラグインの提供状況は、2026年11月1日に各社の公式ページで確認したものです。出典は各セクションにリンクしています。
| Feature | ChatCut | CapCut |
|---|---|---|
| 編集のしかた | やりたい編集を伝えると、AIエージェントがマルチトラックのタイムライン上でカット、字幕、グラフィックを追加し、結果は調整可能 | タイムラインにテンプレート、エフェクト、ワンタップのAIツール |
| 対応環境 | デスクトップアプリ(macOS 13以降、Windows 10以降)、パソコンのブラウザで使うWeb版、Claude CodeとChatGPT/Codexデスクトップアプリ。ネイティブのスマホアプリはなし | iPhone、Android、Windows 7以降、macOS 10.14以降、Web版 |
| 無料プラン | あり:基本の編集機能、カード登録不要、少量の初回クレジット、合計60分のクラウド書き出し | あり:無料でダウンロードして編集可能。一部のツールと素材は有料プランが必要 |
| 有料プラン(米国) | 100クレジットで月額25ドルから、または年額252ドル | 米国App Store:Standard月額9.99ドル、Pro月額19.99ドル。価格は地域により異なる |
| AIエージェント連携 | エディター内蔵のエージェントに加え、Claude CodeとChatGPT/Codexデスクトップアプリ向けプラグイン | ChatGPTデスクトップアプリ向けのCapCut × ChatGPTプラグイン。CapCutによると米国では未提供 |
| トーク動画の整理 | 自動字幕、字幕翻訳、フィラーや無音部分のカット | 自動字幕と字幕テンプレート |
| モーショングラフィックス | 説明文から生成し、生成後も編集可能 | テキスト、ステッカー、エフェクトの豊富なテンプレート |
| AI動画生成 | Seedance 2.5(最長30秒)、Seedance 2.0、MiniMax H3、Gemini Omni。クレジットを消費し、多くのモデルは有料プランが必要 | Dreamina Seedance 2.5などのモデルをCapCut内で利用可能 |
| 両者間の受け渡し | ChatCut Desktopから編集可能なCapCut下書きを書き出し。XMLでPremiere ProやDaVinci Resolveにも渡せる | ChatCutの下書きを通常の編集可能なCapCutプロジェクトとして開ける |
編集のしかた:テンプレートか、指示か
CapCutの強みは、テンプレートによる速さです。フォーマットを選び、素材を入れ、テキストを変えて書き出す。既存のTikTokやリールの流行フォーマットに合わせるなら、これに勝るものはなかなかありません。エフェクトとテンプレートも常に更新されています。
ChatCutはテンプレートではなく「何をしたいか」から始まります。たとえば「このインタビューを60秒にまとめて、えーやあーと長い間をカットし、字幕を付けて、話題が変わるたびにタイトルカードを入れて」と入力すると、エージェントが手順を組み立ててタイムライン上で一つずつ実行します。結果を確認し、クリップを手で直したり、もう一度やり直しを頼んだりできます。編集が当てはめるフォーマットではなく、自分の素材についての判断の積み重ねであるほど、このやり方が役立ちます。
字幕とトーク動画の整理
どちらも字幕を自動生成できます。CapCutは豊富な字幕テンプレートが特長です。ChatCutのトーク動画編集(英語)は音声面でもう一歩踏み込みます。エージェントが最も良いテイクを選び、フィラーや繰り返しを取り除き、長い間を詰めたうえで、同じ依頼の中で字幕、Bロール、音楽を加えられます。字幕は別の言語に翻訳(英語)して、別の字幕トラックにすることもできます。文字起こしと通常の字幕編集ではChatCutのクレジットを消費しません。
モーショングラフィックスとテンプレート
既製の素材の量ではCapCutが上です。テキストアニメーション、ステッカー、トランジション、エフェクトがそろい、流行に合わせたものも多くあります。合うものがあれば数秒で使えます。
ChatCutのAIモーショングラフィックスは、名前と肩書きの入ったテロップ、数値から作るアニメーショングラフ、ブランドに合わせた吹き出しなどを説明文から生成し、生成後もタイムライン上で編集できます。すぐ使える流行のテンプレートの代わりに、ほかの人と同じではない、自分のブランドらしいグラフィックが手に入ります。
AI動画生成
この点はもう大きな違いではありません。CapCutはDreamina Seedance 2.5などの生成モデルを提供し、ChatCutのAI動画生成はSeedance 2.5(最長30秒)、Seedance 2.0、MiniMax H3、Gemini Omniを提供しています。ChatCutでは生成したクリップが自分の素材と同じタイムラインに入るため、「夕日と波の10秒のショットを生成してイントロの後に置いて」が一つの指示で済みます。生成にはクレジットを使い、画像生成と多くの動画モデルには有料プランが必要です。
AIエージェント:CapCut × ChatGPTとChatCutプラグイン
両社ともエディターをAIエージェントにつなげているので、大事なのは「今どこで使えるか」です。
- CapCut × ChatGPTはChatGPTデスクトップアプリにインストールし、プロンプト、アップロードした素材、CapCutのテンプレートライブラリから編集可能なCapCutの下書きを作ります。CapCutの公式ページには、現在は米国以外で利用でき、米国では近日提供予定と書かれています(CapCut、2026年11月1日確認)。Claude向けの公式CapCutプラグインは見つかりませんでした。
- ChatCutはエディターにエージェントを内蔵し、Agent Plugin(英語)はClaude CodeとChatGPT/Codexデスクトップアプリで使えます。ChatCut Desktopから開いているエディターをClaude CodeやCodex CLIに任せることもできます。どの方法でも、エージェントが編集するのは編集可能なChatCutプロジェクト、つまり実際のタイムライン上にある自分の素材で、一度きりの書き出し結果ではありません。
どちらのプラグインもChatGPTやClaudeのWeb版では動かず、デスクトップアプリが必要です。
対応環境
CapCutはスマホを起点に作られ、Windows、macOS、Webでも使えます。撮影から編集、投稿まで同じ端末で完結できます。
ChatCutはパソコン向けです。ChatCut Desktop(macOS 13以降のAppleシリコンまたはIntel、Windows 10以降)はパソコン上のファイルをそのまま扱い、対応する書き出しをローカルでレンダリングします。対応するハードウェアなら4KとHDRにも対応します。Web版はパソコンのブラウザで動きます。iOSやAndroidのネイティブアプリはないため、主にスマホで編集するならCapCutの方が合っています。
料金(2026年11月1日確認)
| ChatCut | CapCut | |
|---|---|---|
| 無料 | 基本の編集機能、カード登録不要、少量の初回クレジット、合計60分のクラウド書き出し | 無料でダウンロードして編集可能。一部のツールと素材は有料プランが必要 |
| 最初の有料プラン | 100クレジットで月額25ドル(年額252ドル) | 米国App Store:Standard月額9.99ドル |
| 上位プラン | クレジット量の多いプラン(最大で月2,000クレジット) | 米国App Store:Pro月額19.99ドルまたは年額89.99ドル |
| 支払う対象 | 内蔵エージェントとAI生成に使うクレジット | Proのツール、素材、AI機能 |
| 出典 | ChatCutの料金 | App StoreのCapCut。CapCutは地域、端末、キャンペーンにより価格が異なると説明 |
始めやすい価格なのはCapCutです。ChatCutが高めなのは、エージェントと生成がクレジット制だからで、支払うのはテンプレートの利用権ではなく、代わりにやってもらう編集作業です。ChatCutでの手動のタイムライン編集、アップロード、文字起こしはクレジットを消費しません。Claude CodeやCodexからChatCutを使う場合、エージェントの推論はそのアプリ自身のサブスクリプションで動き、ChatCutのクレジットはChatCutが提供する生成にのみ使われます。
組み合わせて使う:ChatCutで粗編集、CapCutで仕上げ
完全に乗り換える必要はありません。ChatCut Desktopでは現在のタイムラインを編集可能なCapCutの下書きとして書き出せます(英語)。テイク選び、無音カット、字幕、Bロール配置といった手間のかかる部分をエージェントに任せ、CapCutで下書きを開いて流行のテンプレートやエフェクトを加えてから投稿できます。書き出し前に「Not supported」の一覧を確認してください。ChatCut独自の要素(生成した一部のグラフィックなど)はCapCutで作り直しが必要な場合があります。同じタイムラインはXMLでPremiere ProやDaVinci Resolveに渡す(英語)こともできます。
どちらを選ぶべきか
CapCutが向いている人: 主にスマホで編集する、流行のフォーマットやテンプレートに沿って作る、月額をできるだけ抑えたい。
ChatCutが向いている人: パソコンで編集する、自分で撮った素材(インタビュー、トーク、チュートリアル、製品デモ)が中心で、毎回すべて手作業で行うより、一度編集内容を伝えて結果を直したい。またはClaude CodeやCodexに編集を任せたい。